全体が、見た目もさわってもやわらかさを感じさせる草で、やや日蔭の草地や藪の中にごく普通に自生している花です。
セリに似た葉は「ウスバシロチョウ」の食草ではありますが、夏から初秋にかけて消えてしまい翌年初めに芽を出します。
「ケマン(華鬘)」は仏堂の内陣を飾る壁掛け風のことあり、紫色をした華鬘の意で、
垂れ下がるように花をつけたさまをこれに見立てて名付けられたとされています。
この種のものには種子に、種枕(しゅちん)とか種冠(しゅかん)などと呼ばれるやわらかな白い付属物があって、
それをアリが好み種子ごと運び種枕のみを食べ種子をすてて種子散布の一助となっています。これはスミレ類も同じことが言えます。
5号路に多く見られます。
こんな色の花もあります
よく見かける色の花です
果実は垂れ下がっています